裁量トレードのメリットとデメリットとは？【FXを始める前に知るべき事】

この記事は
・サラリーマンでFXを始めたいと考えている
・FXの裁量トレードでなかなか勝てず困っている
・FXの裁量トレードで安定的に稼ぎたいけど、どうすれば良いか分からない
・FXの裁量トレードで勝てるFXを始めたい
といった悩みを持っている人に特におすすめです。

この記事を読むことで、FXで勝てないというお悩みを解決する手助けになるはずです。

この記事では、裁量トレードのメリットとデメリットを紹介していきたいと思います。

FXの裁量トレードで勝ちたいと願う人は多いですが、中々安定して勝てるようになれない…

そんな人は多いのではないでしょうか？

一旦基本に立ち返りメリット・デメリットを見直してみてはいかがでしょうか？

意外と基本的なところに答えがあるのかもしれません。

この記事を最後まで読んでもらい、素敵なFXライフを一緒に手にしていきましょう！

裁量トレードとは？自動売買との違いを再確認しよう

もしあなたが裁量トレードでFXに挑戦していて、失敗続きに終わっているのであれば、要注意です。

ここでは、裁量トレードの概要やメリット・デメリット、自動売買との違いなどを解説します。

どちらを選ぶべきか？についても紹介しますので、自分に向いている方法を考えてみてください。

裁量トレードとは

裁量トレードとは、FXの相場を自分で分析し、取引を行っていくトレード方法です。

自分自身の考えで買うべきか、売るべきかを判断し、取引していくため、チャートを見たり経済情勢などを把握したりする必要があります。

FXを始めて間もない頃は、「とりあえずツールを使わずに自分で取引してみる」という場合も多いのではないでしょうか。

また、裁量トレードと反対の言葉が、自動売買（EA）です。

裁量トレードと自動売買には明確な違いがあり、自分で取引するか、システムが自動的に取引するかが異なります。

裁量トレードが自分の判断で取引を進めていくのに対し、自動売買ではあらかじめ設定しておいたプログラムに則って取引していきます。

自動売買のルールは細かく設定でき、24時間取引可能なことが特徴です。

裁量トレードのメリット

裁量トレードのメリットとして、次の５つが挙げられます。

・自分でトレードを判断できる

・リスクをコントロールできる

・自動売買のように費用がかからない

・戦略を変更しやすい

・トレードの知識が身に付く

裁量トレードをするかしないかは別として、まずはこれらのメリットがあることを押さえておいてください。

1.自分でトレードを判断できる

１つ目のメリットとして、自分でトレードを判断できることが挙げられます。

自動売買の場合は、自分でトレード内容を決めることができず、AIの判断によってFXトレードを行います。

「ここでこのような取引がしたい」「ここは押さえて次回のチャンスを待ちたい」と思っても、自動売買では取引のタイミングをコントロールできません。

そのため、自分でトレードを判断し、柔軟に取引を進めていけるのは裁量トレードの大きなメリットといえます。

２．リスクをコントロールできる

２つ目のメリットとして、裁量トレードはリスクをコントロールできることが挙げられます。

こちらも自動売買の場合を例に挙げると、リスクをコントロールすることはできず、あくまで事前に決められたプログラムに沿ってしかトレードされません。

そのため、世界情勢の動きなどで相場が大きく変動するタイミングに自動売買は弱く、一瞬で多くの損失を出してしまう可能性もあるのです。

この点において、裁量トレードであればチャートの動きに合わせて取引量を変更できるため、その都度状況に応じて対応しやすくなります。

そのため、リスクを自分でコントロールすることが可能です。

３．自動売買のように費用がかからない

３つ目のメリットとして、裁量トレードは、自動売買のように費用がかからないことが挙げられます。

自動売買は有料のものが多く、ほとんどが３万円以上する高価なものです。

自動売買のなかには無料のツールもありますが、収益性があまり高くないため、本当に稼げるものが少ないのが現実です。

また、無料の自動売買ツールを使ったとしても、24時間安定した取引を可能にするためのVPSを導入すると、その費用が発生します。

しかし、裁量トレードであれば自分がトレードするため、費用をかけずに始められます。

４．戦略を変更しやすい

４つ目のメリットとして、裁量トレードは戦略を変更しやすいことがあります。

自動売買はあらかじめ登録したプログラム通りにしか動きませんが、裁量トレードであれば、値動きを見つつその場で最適な行動を取れます。

素早い判断が必要なスキャルピングやデイトレードでは、裁量トレードのほうが勝率が高いとも言われるほどです。

プログラム設計に得意であれば自動売買のシステムをすぐに書き換えられるでしょうが、苦手な場合は難しいかもしれません。

５．トレードの知識が身に付く

５つ目のメリットとしては、裁量トレードによってトレードの知識が身につくことが挙げられます。

裁量トレードは自分で判断し、取引を行っていかなければなりません。

そのため、始めて間もない頃は失敗続きで苦しい思いをしたことも多いのではないでしょうか。

とはいえ、このような失敗を重ねて分析・改善を繰り返していくことにより、必然的にトレードのスキルが身につきます。

これは自動売買では身につけられないスキルであり、裁量トレードならではのメリットです。

裁量トレードのデメリット

一方、裁量トレードのデメリットとして挙げられるのは、次のような要素があります。

・感情に任せてトレードしてしまいがち

・知識や経験が必要である

・毎回自分で注文しなければならない

自分で好きなように取引できる裁量トレードですが、デメリットも存在するため注意しなければなりません。

それぞれの項目について、１つずつ解説します。

1.感情に任せてトレードしてしまいがち

１つ目のデメリットとして、感情に任せてトレードしてしまいがちなことが挙げられます。

自動売買では事前に設定したプログラムをもとに、決められたルールの中でしか取引が行われません。

そのため、感情に左右されずに機械的な取引を行えることが特徴です。

一方、裁量トレードの場合は自分で考えて選択していかなければなりません。

そこで、負けたり負けそうだったりした時に感情に任せてトレードすると、大損失に繋がってしまうリスクもあります。

自分のメンタルをしっかりと管理し、取引ルールを決めて冷静な判断ができれば問題ありませんが、難しい場合は自動売買ツールを活用することも方法の一つです。

2.知識や経験が必要である

２つ目のデメリットとして挙げられるのは、裁量トレードには知識や経験が必要であることです。

メリットの項にて「トレードの知識が身につく」ということを挙げましたが、知識を身につけて安定的に稼げるようになるまでには、かなり長い道だと考えてください。

また、FXで勝つためには机上の理論だけでなく、実際のチャートの動きに対応できる取引経験があることも欠かせません。

そのため、取引の知識を持っており、ある程度の経験がなければ最初から利益を出すことは難しいのが現実といえます。

対処法としては、少額で地道に知識と経験を積み上げていくか、ツールを活用して成功ロジックを活用するかの２つが挙げられます。

３．毎回自分で注文しなければならない

３つ目のデメリットとして、裁量トレードは毎回自分で注文しなければならないことが挙げられます。

エントリーや決済を全て手動で行う必要があるため、単純に時間が必要です。

FX１本で食っていけている状態であればこの本に辿り着くことはないでしょうから、注文の手間がかかることは大きなデメリットとなってしまいます。

多くの場合、仕事や家事、育児などの合間にFXをやっていることが多いかと思います。

これが自動売買であれば、注文のタイミングを自分の時間に囚われることはありません。

最初にプログラムを設定すれば、あとは放置しておいてもシステムが稼働してくれるため、以降は軽くチェックするだけでOKです。

裁量トレードが上手くできないなら・・・

裁量トレードのメリット・デメリットを見てもらいましたが、上手くできるかどうかは相場状況やあなたのトレード能力に大きく依存してしまいます。

もし、裁量トレードが本当にうまくいかない・・・そう感じたなら以下の手法を試してみてはいかがでしょうか？

おそらく今の成績よりリスク低く成果を出せるようになるはずです。

裁量トレードのメリットとデメリットまとめ

この記事では、裁量トレードの概要やメリット・デメリットについて解説しました。

裁量トレードは自分で全てを判断して取引していくため、自由度が高いことが特徴です。

その反面、FXの知識とトレード経験がなければ勝つことは難しく、初心者が利益を出しづらい方法でもあります。

トレードやチャートの分析が好きだったり、自分でこだわってトレードしたかったりする場合は裁量トレードのほうが楽しいかもしれません。

しかし、安定的に利益を得ることを目指すのであれば、自動売買ツールを活用してルールに則った取引を行うのも一つの手です。

どちらにもメリット・デメリットが存在するため、ご自身の好みや目的に合わせてトレード方法を選んでください。